「遠近両用レンズ」について

「遠近両用レンズ」についてのお話をさせて頂きます。

遠近両用レンズについてのお話 (その1)

遠近両用レンズは上図のように (A) 遠用部 (B) 中間部 (C) 近用部 とおおまかに3つの領域部分に分かれています。

A~B~Cと度数を変化させている設計の為視線を上下に移動することで遠くから近くまで見えるようになっているのです。

では遠近両用レンズに慣れないあるいは使えないと言われる方の理由の一つを簡単に説明します。

その理由としては、座ったままの状態で正面を向いての視線の上下移動は歪みとかはあまり気になりませんがお顔を左右に動かした時や歩いているときに左右や足元などを見る為に視線の移動をした時に歪みを感じる為、怖いとか気持ち悪くなるとかなどの理由が遠近両用レンズを使えないといわれる方の多数のご意見の一つです。

しかしそれは遠近両用レンズの設計上避けられない事なのでご理解いただければと思いますがそれはお店側のわがままかもしれませんね。

単焦点レンズ(近視用だけあるいは老眼用だけ)であればレンズの焦点は一つで上下左右どこを見ても歪みなく見えますが遠近両用レンズは累進多焦点レンズと言われるように多くの焦点をレンズ中心部の上から下へ変化させている設計の為遠くから近くまで見えるようになるのですが中心部の見え方をより良くするために耳側と鼻側に歪みを集約させる必要がある為、左右への視線移動では歪みなどが当然起こりうることなのです。

では遠近両用レンズを使いこなすにはどうしたらよいかというと近くを見る時に見たいものを少し離して見るようになったりメガネを外して近くを見るようになった時期に出来るだけ早く使い始めるのが最適だと思います。

その理由は老眼が進行して老眼の度数が強くなってくると遠用度数と近用度数の差が大きくなりそれに伴って上下の変化量も大きくなるので比例して歪みも大きくなってしまうからです。

もう老眼もだいぶ進んでしまったけれど掛けたり外したりが不便だから遠近両用レンズを使いたいなと考えている方やお友達から遠近両用レンズは危ないからやめておきなさいと言われてるけれど使ってみたいとお考えの方はどうしたら良いのでしょうか?

それは遠近両用レンズを十分に理解してお客様の不安を一つずつ取り除いてもらえる説明が出来るお店を選んでご相談頂く事が一番の近道だと思います。

当店は「かけごこち」×「見えごこち」=「めがねのここち良さ」をモットーとしていますので遠近両用レンズでの見え方や使い方などでお悩みのお客様には慣れやすいための「フレーム選び」・「レンズ選び」・「見え方のアドバイス」・「使用目的」・「メガネ調整」etc を十分にお話しをさせて頂きまた不安やお悩みをお聞かせ頂いてご納得いただけるような接客を心がけていますのでぜひご相談にご来店いただければと思います。

次回は遠近両用レンズに慣れやすいフレームとレンズの種類の選び方などのアドバイスを「遠近両用レンズについてのお話(その2)」でさせて頂きますので少しお待ちください。

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